韓国で流行りの言葉「ニジュー」NiziUの韓国活動に追い風になる?

韓国で流行りの言葉「ニジュー」NiziUの韓国活動に追い風になる?

NiziU ©Danmee

10月30日、NiziU(ニジュー)が韓国1stシングル『Press Play』をリリースし、ファン待望の公式韓国デビューを果たした。

彼女たちはタイトル曲『HEARTRIS』で積極的な音楽活動を行っており、”iTunes K-POP単曲ダウンロードチャート”での1位獲得や、”総合チャート”でも2位に浮上するなど、多数の音楽チャートで上位に名を連ねている。

そんな日本人にとっても馴染み深いアイドルグループのNiziUであるが、実は韓国でも”ニジュー”という言葉がよく使用されているという。

その言葉は韓国のテレビ局など、クリエイティブな業界で頻繁に利用されているスラングの一つ。放送用語として認識されており、最近では一般人の間にも浸透し始めている。

韓国で使われる”ニジュー(ニジュ/니쥬)”は、物語が進むにつれて明かされていくクライマックスのための伏線を張ること、すなわち”ビルドアップ”を示す言葉だ。

何か相手にメッセージや物語を伝える際、過程を説明せず本論だけを話しては、相手を説得したり納得させることはできない。

そのため、序論が必要不可欠であるが、それが”ニジュー”なのであるという。さらにこの言葉の本来の意味は、日本語の”二重”に由来したもの。

物語のクライマックスなどで、視聴者の感動などを引き出すためには、演出などの効果の最大化が必要だ。そこでストーリーの中では、伏線を重ねて積み上げ、見る人を引きつける演出が施される。

”二重”はそんな伏線の積み重ねを指すことから、韓国語でも”ニジュー”という言葉が使われるようになったそうだ。

実は韓国語の中には他にも日本由来の言葉が数多く存在する。韓国の放送業界で使われる”オトシ(오도시)”という言葉も、日本語由来のスラングとして知られている。

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”オトシ”は日本語の”落とし”から使われるようになった言葉であり、物語のクライマックス、すなわち”オチ”を意味する。

そもそも”落とし”には、話の結末や落語の落ちという意味が含まれている。

それに由来し、韓国語の”オトシ”も物語の盛り上がりが絶頂に達した後、すぐに結末に繋がることを示す用語として使用されているという。

そんな”オトシ(話のオチ)”は、ストーリーの前半で敷き詰めた”ニジュー(伏線)”を生かし、視聴者にあっと言わせるような楽しさや感動を与えるための大きな役割を担っている。

コンテンツやストーリーを作成する上で、”オトシ”を印象的なものにするためには、前半で”ニジュー”を張っていくことが必要不可欠であり、”オトシ”があってこそ”ニジュー”を生かすことができる。

むしろ物語の伏線回収が丁寧にされていない場合、視聴者にはもやもやとした感情が残り、作品に対して否定的な印象を持ってしまうことも少なくない。

そのため、伏線の”ニジュー”を作る際には、ストーリーの核心メッセージが明らかとなる”オトシ”を中心に丁寧に構成される必要がある。

このことからもコンテンツ作りの際には、”ニジュー”と”オトシ”を一致させることが重要視されており、2つの言葉はセットで登場することが多いようだ。

韓国のクリエイティブ業界で、今や当たり前に使用されている日本由来の放送用語。現在、NiziUは韓国デビューを果たし、爽やかで愛らしい魅力をファンに届けている。

”ニジュー”という言葉が一般的にも使われるようになった今、韓国の人々も”NiziU”の名前に親近感を感じていることだろう。

今後、この流行は彼女たちの活動の追い風になっていくのではないのだろうか。NiziUの本格的な韓国活動に注目と期待が寄せられている。

(ライター/松原紗乃)

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